【一覧】パリオリンピックでの誹謗中傷の内容とは?

LGBTQ

パリオリンピックが開催される中、選手や審判に対する誹謗中傷が深刻な問題となっています。

SNSを通じた攻撃は、選手たちの精神的な健康に大きな影響を及ぼしており、国際的な注目を集めています。

今回はパリオリンピックで選手や審判などに向けられた、SNSなどでの誹謗中傷の内容を調べたのでまとめてみました。

柳井綾音選手(陸上競歩)

  • 混合競歩リレーに専念するために女子20キロ競歩を辞退した際、「身勝手だ」などの批判がSNSで相次ぎました。
  • 柳井選手は自身のSNSで「厳しい言葉に傷ついた」と心境を明かし、応援の重要性を訴えています。

阿部詩選手(柔道女子52キロ級)

  • 2回戦で敗退した後の号泣する姿に対して「恥ずかしい」「見苦しい」などのひどい批判が殺到しました。
  • 「3年間何をしていた」「タレント気取り」などの心ない声も見受けられました。



永山竜樹選手(柔道男子60キロ級)※対戦相手に対する誹謗中傷

  • 準々決勝で永山選手が絞め技をこらえ、ようやく審判の「待て」の合図で力を抜いたところそのまま絞め続けられ、意識を失い一本負けとなってしまいました。
    敗戦後、対戦相手であり勝者となったスペインのフランシスコ・ガリゴス選手に対して、「汚いやり方で取ったメダル」「柔道をやめろ」などの厳しい声が浴びせられました。
  • 不可解な判定を下したとして、その試合で主審を務めていたエリザベス・ゴンザレス氏に対しても自身のインスタに批判コメントが殺到しました。
  • 永山選手は自身のSNSでこういった誹謗中傷を控えるように訴えています。
    また対戦相手のガリゴス選手に対しても柔道ファミリーだと仰っています。



ボクシング女子

  • 昨年の世界選手権でDNA検査を用いた性別適格性検査で不適格とされた66キロ級のイマネ・ヘリフ選手(アルジェリア)と57キロ級のリン・ユーチン選手(台湾)が、今回のオリンピックでは出場が認められたことについて性別適性についての憶測が飛び交い、選手に対する誹謗中傷が過熱しました。
  • 生まれた時の性別と異なる性別で生きるトランスジェンダーと決めつけ、非難する投稿が相次いでいるようです。

【SNS上での誹謗中傷の声

「お前は男だ、自分の部門で戦え!」

「男性なら女性に勝つのは簡単だ」

対して彼女たちに応援や擁護のコメントも多数あり!


審判に対する誹謗中傷

バスケットボール男子日本対フランス戦

  • 主審を務めたブランカ・セシリア・バーンズ氏が日本の河村勇輝選手に対して不可解なファウルを宣告した疑いがあるなどSNS上で誤審だと指摘されております。
  • 日本がフリースロー判定で敗れた際、バーンズ主審に対して「ゴミ審判」「土下座しろ」「辞めてしまえ」などの個人攻撃が行われたようです。
  • 英語でも誹謗中傷が寄せられ、国際的な問題となっています。



その他関係者に対する誹謗中傷

  • 開会式の芸術監督トマ・ジョリー
    • ジョリー氏は開会式後に「死ね」「拷問されろ」などの脅迫を受けております。
    • 彼の性的指向やイスラエルとの関係についての誤解に基づく中傷も含まれていました。

JOCの対応

  • 日本オリンピック委員会(JOC)は、選手や審判に対する誹謗中傷が相次いでいることを受けて、異例の声明を発表しました。
  • 声明では、メッセージを投稿する際のマナーを守ることを求め、侮辱や脅迫に対しては警察への通報や法的措置も検討するとしています。

まとめ

パリオリンピックでの誹謗中傷は、選手や審判の精神的な健康に重大な影響を与えています。

SNSを通じた攻撃は、国際的な問題として認識されており、各国のオリンピック委員会や関係機関が対応を強化しているようです。

誹謗中傷コメントに対してSNSを通じて励ましや応援の声が多いこともわかりました。

SNSが当たり前に使われている時代だからこそ、選手たちの努力や成果を尊重し、健全な応援文化を築いていける世界であることを願います!

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