「人体の不思議展」は、本物の人間の遺体をホルマリン漬けや剥製などとは違う技術で、臓器などを腐らさずに標本化し、様々なポーズをとらせて人体の内部をリアルに展示することで知られる展覧会です。
ここには大量の遺体標本が、ご本人もしくはご家族の同意を得て展示されているとの事でしたが、実際にはご遺体が誰なのかが分かっておらず、同意を得た証拠もないとされています。
しかもほとんどが若い人間の標本なんです。
そんな中でこの展覧会を巡って、ある奇妙な噂が広まっています。
それは、失踪した人気アナウンサーが標本として展示されているのではないかというものです。
このおぞましい噂の背景や詳細を見ていきましょう。
人体の不思議展の詳細
人体の不思議展は、グンター・フォン・ハーゲンス(ドイツ出身の解剖学者)が開発したプラスティネーションという、臓器を腐らせないで長期間標本化する技術を使って、本物の人間の遺体の標本を使った展覧会として、世界各国で開催されていました。
日本では1996年から1998年頃、そして2002年頃から2012年3月まで各地で開催されていました。
ハーゲンスは標本に加工する遺体を入手しやすいという理由から、中国で遺体標本化工場を10カ所以上も運営していました。
展覧会の主催者側は遺体の標本に関して、ご本人やご家族の同意が得られていると主張していました。
しかし、疑念を抱いた人々から遺体標本の献体証明書の開示を求められてもそれを拒否し続けたことで、世界各国で展覧会の中止が求められるようになりました。
失踪した人気アナウンサーの詳細
- 失踪時の状況
- 失踪したのは、遺体標本化工場がある中国の某テレビ局で人気を博していた美人アナウンサーの張偉傑さん。
- 失踪当時、彼女は妊娠中であり、家族や同僚にとってもショッキングな出来事でした。
- 彼女は突然、何の前触れもなく姿を消し、警察による捜索も行われましたが手がかりは見つかりませんでした。
- 失踪後の展開
- 失踪から数年が経過し、彼女の消息は依然として不明のまま。
- 2004年に中国で開催された人体の不思議展に展示されている妊婦の標本が、張偉傑さんの骨格や顔に酷似していることから、「何らかのトラブルに巻き込まれた結果、標本にされて展示されているのでは?」と噂される。
画像で比較検証
失踪した人気アナウンサーの張偉傑さんの画像と、展示されていた妊婦の標本を並べて比較してみます。
似ているような気もしますが…
どうでしょうか?
人体の不思議展での噂の背景
- 失踪した張偉傑アナウンサーは、当時の大連市長であった薄熙来の愛人とされていた。
- 張偉傑は薄熙来の子供を妊娠し、自分が本当の妻だと周囲に言い始める。
- 薄熙来の妻谷開来は激怒し、公安当局を動かして夫に圧力をかける。
- 薄熙来は共産党内での立場が危ういと感じ、張偉傑を切り捨てアナウンサーを解雇処分にさせた。
- 張偉傑は精神的に不安定になり、大連市庁の前で3度大騒ぎを起こす。
- その後張偉傑は大連市内のホテルに連行され監禁され、その後密かに殺害されたとされる。
- その遺体は大連市内のハーゲンス死体標本加工場に送られ、妊婦標本に加工されたと噂される。
- この噂の根拠:
- 加工場の認可を薄熙来が行っていたこと。
- 加工場の責任者の一人が薄熙来の妻の谷開来であったこと。
- 人体の不思議展で展示された妊婦標本が妊娠8ヶ月で、張偉傑も失踪時妊娠8ヶ月であったこと。
- 妊婦標本と張偉傑の体格や顔が酷似していたこと。
噂の真相は?
- 展覧会の主催者のコメント
- 主催者側はこの噂を否定し、「全ての標本は合法的に提供されたものである」と説明。
- 展覧会の標本は、科学的な目的で使用されることを前提に寄贈された遺体を使用しているとのこと。
- 警察の見解
- 警察はこの噂について公式なコメントを出していないが、失踪事件としての捜査は継続中。
まとめ
このように、失踪した人気アナウンサーが人体の不思議展の妊婦標本になっているという噂は、多くの人々の興味を引きつけていますが、現時点では確証が取れていない噂話にすぎないようです。
噂に惑わされず、冷静な視点で情報を見極めることが重要ですが、このアナウンサーの他にも同じように失踪した人や行方不明人にそっくりな標本が複数展示されていたようです。
この標本の酷似についてあなたはどう思われますか?
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