2024年9月2日、宝塚歌劇団は宙組(そらぐみ)トップスター芹香斗亜(せりかとあ)さんが、2025年4月27日に退団することを発表しました。
宙組と言えば、昨年の団員死亡事件が記憶に新しく、その影響についてはファンの間で大きな話題となっています。
9月3日の会見では、退団に関してはこの事件との直接影響はなく、初めからトップスターに就任したら3作で退団すると決めていたとの事でした。
さらに、「非常にエキサイティングンな宝塚人生だった」と振り返っていたそうです。
会見での芹香斗亜さんや宝塚歌劇側の発表を受けてなお、芹香斗亜さんの退団理由については様々な憶測が飛び交っているようです。
芹香斗亜のいじめ事件への関与
芹香斗亜さんは、2023年9月に起きた団員死亡事件に関与したとされる上級生の一人として報じられています。
具体的には以下のような行為が指摘されています。
- 亡くなられた有愛きいさんに対する責任を一方的に押し付け、彼女が過呼吸になるまで追い詰めたと報じられています
- パワハラが原因で団員が亡くなった可能性を示唆される中、公演を続ける意欲を示し下級生たちに「頑張ろう」と声をかけたことが批判された
これらの報道により、芹香さんは世間からの厳しい批判にさらされることになりました。
ファンの反応と捉え方
芹香斗亜さんのファンの間では、この事件に対する見方が分かれています。
- 芹香さんへの異常なバッシングに心を痛めるファンも多い
- 自分に厳しく、周りにも高いレベルを求めていた結果、行き過ぎた指導になってしまったのではないかという見方もある
- 長年のファンの中には、芹香さんが叩かれるのを見るのが辛く、宝塚から一時的に離れる人もいるようだ
歴代トップスターの任期
宝塚歌劇団のトップスターの任期は通常3〜5年程度が一般的です。
これに対し、芹香斗亜さんの任期は約1年10ヶ月と短くなっています。
この短さは、事件の影響が大きいと考えられないでしょうか。
※他にも1年未満の任期のトップスターの方などがおられましたが、やはり病気などが理由で平均よりも短い任期終了となっているようです。
退団会見での違和感
9月3日の退団会見では、亡くなった劇団員が退団に関係あるかについての質問があると、司会が「退団と直接関係がない」と回答をさえぎる場面があったそうです。
というのも、会見にあたり歌劇団は報道陣に対して、退団経緯や現在の思いに関する質問以外はしないよう求めていたというのです。
再度質問されると、「トップに就任したときにはもう3作品と心に決めておりましたので、直接関係があることではないです」と否定したそうで、会見に同席していた宝塚歌劇団の村上理事長も、亡くなった劇団員についていっさい触れなかったそうです。
宝塚側が退団理由とは一切関係ないと主張しているとしても、現に亡くなった劇団員にかかわっていたことは事実であり、当然ご遺族の方々も今回の会見を拝見していることを意識出来ているはずなのですが、恒例の金屛風を背景にした会見は逆に無理やり無関係を装っている違和感が漂ってしまうので不思議です。
退団理由の考察
芹香斗亜さんの退団理由については、以下のような要因が考えられます
- 事件の影響:いじめ事件への関与が報じられたことで、劇団内外からの批判が高まり、トップスターとしての立場を維持することが困難になった可能性がある
- 劇団の体質改革:宝塚歌劇団が事件を受けて体質改革を進める中で、関係者の入れ替えが行われている可能性がある
- 精神的負担:事件後の批判や風当たりにより、精神的な負担が大きくなり、活動の継続が難しくなった可能性がある
- キャリアの転換:30代半ばという年齢で、宝塚以外のキャリアを模索する時期に来たと判断した可能性もある
- 劇団との合意:事件の収束と劇団のイメージ回復のため、劇団側と話し合いの上で退団を決めた可能性がある
SNSの反応
芹香斗亜さんの退団に対するネット上の反応は様々ですが、ファンの方々からとても愛されていると感じられます。
しかし、9月3日の退団会見の様子については、否定的な印象の声も多いようです。
まとめ
芹香斗亜さんの退団は、宝塚歌劇団にとって大きな転機となるでしょう。
いじめ事件の影響や劇団の体質改革など、様々な要因が絡み合っての決断だと考えられます。
芹香斗亜さんは否定していましたが、トップスター任期の短さは、この事件が芹香さんのキャリアに与えた影響の大きさを物語っているのだと考えられますが、皆さんはどう思いますか?
いろんな意味で2025年4月27日の退団の日まで、宙組トップスターとしての芹香斗亜さんの言動が注目を集める事でしょう。
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